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2015-04-01

YouTube相互チャンネル登録はしません

 

最近はYouTubeの相互チャンネル登録が流行っていますね。私の動画にもこんなコメントが付くことが増えてきました。

「登録しました。相互登録お願いします。」

なんでやねん!なんでどこの誰かも分からん奴の全く興味ない動画に登録しなあかんねん!という事で、今日はユーチューブの相互チャンネル登録について私の意見を書いてみます。

なぜ相互登録したいの?

おそらく以下2つのような理由で相互登録してチャンネル登録者を増やしたいのでしょう。

1.動画の再生回数を上げてもっと広告収入を得たい

YouTubeの広告収入目当てのユーチューバーが増えたことが挙げられます。彼らは動画の再生回数が収入に比例するため、とにかく再生回数を増やしたいと思っています。再生回数を増やすにはたくさんのチャンネル登録者がいたほうがいいだろうと考え、なんでもいいから自分のチャンネルの登録者を増やそうとします。

2.より多くの人を集客したい

動画を収益化しないでYouTubeを活用している人も多いです。彼らは広告の収益ではなく本業の集客に繋げたいと思っています。より多くの人に自分の(商品の)存在を知ってもらい、そして集客に繋げたいという一心で、誰彼構わず相互チャンネル登録お願いします!と頑張っています。

相互チャンネル登録は本気で無意味な行為ですよ

断言しますが、相互登録なんてものは全く意味がありません。その理由について詳しくお話してみます。

相互登録で獲得した登録者は動画を観ない

よく考えてみてください。仮にあなたが100人と相互登録したとします。するとあなたのYouTubeチャンネルは100人の登録者を獲得する変わりに、100人の全く興味がない人のチャンネルに登録することになります。それら100人の動画を、あなたは観ますか?観ませんよね。

これはテレビ番組に例えると分かりやすいと思うのですが、新聞のテレビ欄にはたくさんの番組(チャンネル)が一覧で載っています。その中であなたが観る番組ってどんな番組でしょうか。あなたが興味のある番組だけなはずです。これをユーチューブに置き換えてみてください。たとえ100人と相互チャンネル登録したとしても、実際に再生する動画は本当に興味がある数個だけ。それ以外の興味がない動画は、チャンネル登録しているだけで一生観ることもありません。相互登録なんかしても動画の再生回数は全く増えませんよ。

登録者の数は検索順位や関連動画に影響しない

これはあくまで私の予想で、事実ではありません。個人的にはチャンネル登録者数が検索順位や関連動画の表示に影響することはないと思っています。YouTubeを運営するGoogleは以下の使命の元活動しています。

世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること

検索ユーザーの利便性を考えて日々試行錯誤しているわけです。そんなGoogleが、単純にチャンネル登録者数だけで動画の優劣を判断するでしょうか。私はそうは考えません。そして、この相互チャンネル登録って何かに似ていると思いませんか?そう。一昔前に流行ったアフィリエイター達の相互リンクです。自分のサイトの検索順位を少しでも上げる1つの方法として、(検索結果を操作する方法として)相互リンクというのがめちゃくちゃ流行ったことがありました。サイトの中身に注力するわけでもなく、とにかく相互リンク相互リンクとリンクを集めていったわけです。そのようにして不自然な相互リンクだらけになったサイトの末路を知っていますか?

Googleのアップデートにより検索結果から完全に除外されたのです。今、YouTubeの中でもそれと同じことが起こっています。相互チャンネル登録しまくって登録者を増やし、意図的に動画の再生回数を増やそうとする行為。このようなスパム行為をGoogleがこのまま黙認し続けるとはとうてい思えません。

もっと注力すべきことがあるでしょ!

相互登録なんて小手先のテクニックは通用しません。YouTubeに限らずWEBの世界にはなにかと「相互〇〇」ってのが流行ります。アメブロの相互読者登録や、Twitterの相互フォロー・・・。しょーもない・・・。あぁ・・・しょーもない・・・。

YouTube相互チャンネル登録はなぜスパムなのか

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