Livedoorブログが完全無料化!独自ドメイン・PC版広告非表示・商用利用が全て無料
Livedoorブログが2015年5月1日よりすべての有料プランを撤廃し、
PREMIUMプラン(月額1,890円)の機能・サービスを、全ユーザーが無料で使えるようになります。
参考:【完全無料宣言】livedoor Blogの全有料プランを撤廃!
これにより無料ブログなのにも関わらず広告の無いブログを運営できるようになります。
しかも独自ドメインが使用できたりデータ容量も無制限など、とても無料ブログとは思えません。
ただし、スマホ版の広告は削除できません。
むしろ他のブログサービスに比べてLivedoorブログのスマホ版広告の数は多めです。
Livedoorブログは収益ポイントをスマホユーザーのみに絞ってきた
今回の完全無料化によって今後ますますスマホ版の広告が多くなったり、
広告位置が今よりも目立つ場所になったりといった変化があるかもしれませんが、
本日私がお話したいのは、「無料になるからライブドアブログに引越ししよう!」ではありません。
Livedoorの今回の決断から私達が学ぶべき点があります。
それは、消費者はスマホでブログにアクセスするということです。
最近ではそれを象徴するような出来事が私の周りで3つ起こりました。
Googleのアップデートによりスマホ表示に最適化されていないサイトは除外
つい先日、Googleが定めるモバイルフレンドリーという基準を満たしていないサイトは、
スマホの検索結果から除外するというアップデートを行いました。
簡単に言うと、WEBサイトをスマホで閲覧した際に見難いサイトの順位が落とされたわけです。
いかにスマホでインターネットにアクセスする人が多いかが伺えます。
アクセス解析を見ても一目瞭然
私はいくつものWEBサイトのアクセス解析を見続けてきました。
年々スマホからのアクセスが多くなってきているのは明らかで、
今では全アクセスのうちの6割以上がスマホからのアクセスになってきています。
もちろん業種によってはパソコンからのアクセスのほうが多いサイトもありますが、
全体的に見ると確実にスマホユーザーからのアクセスが多いのは事実です。
そしてこの流れは今後も続くでしょう。
パソコンの出荷台数が激減
たまたま見つけたニュースです。
2014年度のパソコンの国内出荷台数は前年度に比べて約24%も減り、
5年ぶりに出荷台数が1,000万台の大台を割り込んだらしいです。
スマートフォンの普及によりパソコンの出荷台数は今後も大幅な増加は難しいとの見方が多く、
国内パソコンメーカーは事業売却や従業員の削減に追い込まれています。
そして今後もさらにパソコンユーザーの減少が進む可能性は大いにあります。
一般消費者にパソコンは不要な時代
インターネットを利用する者には2種類います。
- なにかしらの利益のために情報発信している販売者
- 完全に受け身(見る、買う、楽しむ)の消費者
今日、ブログで情報発信している人の多くはなにかしらの利益のために行っています。
完全に趣味でブログを書く人はほとんどいなくなり、FacebookやTwitterなどに流れていきました。
発信者にとってまだまだパソコンは必要ですし、今後もよっぽどの変化がない限り使われていきます。
そのほうが作業効率もいいですし、作業スピードも大幅に速いからです。
スマホでもできないことはないですが、やはりパソコンのほうが情報発信しやすいのが現状。
しかし消費者はどうでしょうか。
常にポケットに入れておくことが出来、必要な時にさっと取り出して使えるスマートフォンさえあれば、
パソコンなんて全く必要ありません。
だって彼らがネットですることと言えば、娯楽・暇つぶし・検索・買い物なんですから。
スマホで十分に事足りてしまうのです。
「パソコンで何するの?」
「インターネットで検索したり買い物したり、ゲームしたり、Facebook見たりできるよ」
「え?それスマホでできるやん」
ということなのです。
Livedoorブログの狙いと参考にすべき点
これはあくまで私の推測ですが、ライブドアブログはこれらを見越しているんだと思います。
ブログで情報発信する人はパソコンを使い、それを見る消費者はスマホで閲覧する。
今後はさらにこの流れが進むと考えられます。
情報発信する人に対して「完全無料」というメリットを提示し、積極的にブログを書いてもらう。
そしてブログにアクセスするスマホユーザーにターゲットを絞り広告を出していく。
現在の有料会員から得られる収益とパソコン版の広告から得られる収益を捨ててまで、
スマホユーザーのみに収益ポイントを絞ったライブドアブログ。
私達も参考にすべき点ではないでしょうか。
一般的な消費者をターゲットとしている商売をされているのであれば、
今後のWEB戦略はスマホサイトに注力すべきでしょう。
なぜなら消費者はスマホでアクセスするから!です。