ダレの悩みを解決し、ダレからお金を貰うのか。あなたのお客は一体ダレ？

ご質問いただきました。

最近アフィリエイトを始めましたがどうしても小遣い稼ぎというイメージが消えず長期的なビジネスとして捉えることができません。宇田さんはアフィリエイトだけで生計を立てることが可能だと思いますか？

基本的にアフィリエイトに関するご質問はスルーさせていただくのですが、これだけは言っておくべきだと思いましたのでお答えさせていただきます。アフィリエイトは小遣い稼ぎではなく商売です。決して誰でも簡単に片手間で楽々できる副業ではありません。（副業として捉えている人が多いだけです）

アフィリエイトはどんな商売？

そもそも現在の日本という国における商売とは、価値（商品やサービス）とお金の交換です。どこか他の国では物物交換をしている所もあるかもしれませんが、この日本においてはほとんどの場合、商品とお金を交換します。物の価値は人によってバラバラですので一定の基準を付けられません。それに対しお金（紙幣）は価値が日本中で統一された「なんでも引換券」のようなもの。自分の欲しいものと交換できるのですから非常に便利なツールというわけです。

そして悩みを解決したい人と悩みを解決することができる人、要は需要と供給、この両者が居てはじめて商売は成り立ちます。素晴らしい商品を持っていてもそれを欲しがる人が居なければ商売になりません。この両者をマッチングさせるビジネスがアフィリエイトビジネスなのです。

アフィリエイトは誰に価値を提供し、誰からお金を貰えるの？

稼げないアフィリエイターの多くはここを勘違いしています。これは非常に重要な話になります。

ある商品を提供する企業とそれを求めている人をマッチングさせて購買が発生しました。そしてアフィリエイト報酬として商品の20%を獲得したアフィリエイターが居るとします。このアフィリエイターは一体誰に価値を提供したことになると思いますか？多くの方は購入者に価値を提供したと思っています。ある商品を求めている人に対して商品を紹介し悩みを解決してあげたことが価値だと。

実は違うんです。企業に対して「集客」という価値を提供し、その対価として企業からお金を貰っているんですよ。

購入者に対して価値を提供したのはあくまで商品を販売している企業です。購入者はアフィリエイターに対し「あなたのおかげで買えました、ありがとう」と支払ったわけではなく、欲しかった商品を受け取る対価として企業にお金を支払ったにすぎません。購入者の悩みを解決するのは企業、そしてその企業の悩みを解決するのがアフィリエイターなのです。

もう一度言いますが、商売は需要と供給で成り立っています。アフィリエイトというビジネスは一体誰の悩みを解決し誰からお金を貰うのかが分かってくると、もの凄く楽しいビジネスだという事に気付くでしょう。「アフィリエイトで生計を立てることが可能ですか？」なんて質問が出てこなくなると思います。