toggle
2015-07-16

SEOに強い、そしてSEOに弱いのはサイトじゃなくて「人」

 

私はホームページの制作やブログのカスタマイズをさせていただく仕事柄、毎日のようにネット集客に悩む中小企業・個人事業主様から様々なことをご相談頂きます。なかでも一番多いのが、「何を使えば検索の上位に上がるんですか?」です。

いや、そういうことじゃないんですよ・・・ほんと・・・。

一昔前までは確かにそういうことがありました。「アメブロを使えば比較的検索の上位に上がりやすい」とか。今でも「ワードプレスはSEOに強い」とかなんとか言われることがありますが、確かに強いですよ。でも本当にどれも一緒なんですって。現代のブログサービスやホームページ作成サービス(ソフト)は本当にきれいなソースで作られるものが多く、技術的にはそれほど大差ありません。

では何が検索の順位を左右するのか。ズバリ!人。SEOに強いのは、SEOに弱いのはサイトじゃなくて人なんです。

現在の検索エンジンで見られる傾向として、個人的にはJimdo(ジンドゥー)という無料ホームページ制作サービスを使って作成されたホームページを検索の上位で見たことはほとんどありません。Wix(ウィックス)についても同じことが言えます。

逆にワードプレスで作成されたサイトは検索結果の上位でよく見るような気がします。

これってつまり、現在はワードプレスがSEOに強いんじゃないの?ってことになりますが実は全然違って、SEOに強い人がワードプレスを使っているだけの話なんです。だからその人がアメブロを使えばアメブロでも上位に上がるわけです。

それではどうしてアメブロを使わないのか。どうしてワードプレスを使うのか。それは単純にワードプレスは自由度が高く、思い通りの情報発信ができることを経験から知っているからです。決してワードプレスを使えば検索の上位に上がるから、ではないのです。

誤解を恐れず極端なことを言いますが、アメブロで情報発信を始める人はネットでの情報発信初心者である場合がほとんどだと思っています。もちろん中にはあえてアメブロを使う上級者もいることはいますが、本当に稀ですね。これまでにネットでの情報発信の経験が豊富な人が新たなブログを立ち上げようと思ったのであれば、まず選択肢にアメブロは出てきません。なぜなら、使いにくいからです。そして何かしら収益を目的とした場合に不利になる部分が多いことも知っているからです。このような人達が現在はワードプレスを使っている傾向にあります。

道具なんて何でもいい。スキルを磨く努力を!

ではなぜ初心者にも同じようにワードプレスを薦めないかというと、初心者にとってはワードプレスが使いにくいからです。アメブロやJimdoのほうがよっぽど使いやすいと思います。どんな物事にも、人には身の丈にあった選択肢というものがありますから。

もっとも大事なことは「何を使うか」ではなく、「自分自身の情報発信のスキルを高めること」なのです。どのような文章を書けば読者の興味を引き読んでもらえ、どのような文章の書き方をすれば検索エンジンに評価されやすいか。これが分かっていなければ何を使ってもSEOに強いサイトなんて作れません。逆に言うと自分自身のスキルを磨き、自分自身がSEOに強くなれば何を使っても上位表示できるのです。

あなたは1日のブログ記事で5,000文字書いたことがありますか?検索エンジンの向こう側にいる読者のことを意識して、どうすれば悩みを解決してあげられるだろう・・・どうすればより分かりやすく伝えられるだろう・・・そんなふうに考えながらブログを真剣に書いたことがありますか?SEOに強い人達は日々そんな記事を書いています。SEOに弱い人が「何を使えば上位表示されるのか」を考えている間に。

関連記事