toggle
2016-04-18

金持ち父さん貧乏父さんに影響された一人です

 

ロバート キヨサキ著「金持ち父さん 貧乏父さん」をご存知の方は多いかと思います。私はこの本に人生を大きく変えられたと自覚しています。今日はそんなお話。

これから起業を考えています。宇田さんにメンターっていますか?(できれば名前を教えてください。)そしてこれから起業するにあたって、メンターは必要だと思いますか?

10代後半の読者様からこんなご質問をいただきました。結論から言いますと私にはメンターはいません。基本的には自分の好きなように、やりたいようにやっています。しかし常に情報のインプットとアウトプットは欠かさないようにしています。今はブログやYouTubeでとても素晴らしい情報発信を続けておられる方がたくさん居ますので、それぞれのいい所だけをつまみ食いし、新たな考え方として参考にさせていただいております。

ただ、あらためて「メンターっています?」と聞かれて考えてみると、起業とか売上アップとかそういう部分ではなく、もしかするとあの人が人生のメンターみたいな存在なのかもしれないなぁと思う人がいました。それが金持ち父さん 貧乏父さんです。

忘れもしません。今でも鮮明に覚えています。私が金持ち父さん 貧乏父さんに出会ったのは21才の頃。当時車屋さんで従業員として働いていました。毎月の給料は17,8万円程度。少ない給料なのにも関わらず300万円のフルローンを組んでベンツのSL500(オープンカー)を買ってみたり。ただのバカでした。ベンツのオープンカーに乗っていながら財布の中には3,000円しか入っておらずガソリンを入れる事もできません。年に一度来る自動車税は約10万円。車検が重なる年はもうお手上げ状態でした。とにかくお金に困っていましたのでヤフオクにハマり、欲しい物を安く買ったり、自分の不用品を売ったりしていました。

そんなある日、いつものようにヤフオクでいろいろ見ていると、あるバナーが表示されたんです。「金持ち父さん 貧乏父さん」というキャッチコピーと一緒に、印象的な2人のイラスト。

2ae9082384d032860832e687aa4ee529

なぜか理由は分かりません。このバナーが当時の私にはもの凄く印象的で引き付けられるものがあり、思わずクリックしてしまいました。どうしてもこの本を読んでみたくなった私はその足で書店へ向かいました。それまで本を読む習慣が全く無く、文章だらけのビジネス書なんてこれまで読んだことがありません。毎回ガソリンは3,000円分しか入れられない私が、2,000円近いこの本をよく買ったな・・と思います。

それはそれは衝撃の嵐でした。私が知っているお金の稼ぎ方や使い方は貧乏父さんと全く同じで、それが普通だし皆もそうなんだと思っていたからです。何か欲しいものがあれば一生懸命自分の身を削って働き、そうして得た給料のうちいくらかを貯金して・・お金を貯めて買う。一見あたりまえのことですが、これを続けているうちは一生貧乏な生活から逃れられない。これを金持ち父さんはラットレースと表現しています。金持ち父さんのように物を考え、お金を増やし続けている人がこの世にいるんだ!貧乏から脱出するにはお金の使い方を変えなければならないんだ!私のお金に関する価値観や考え方を180度変えてくれるきっかけになりました。

中でも特に印象的な2つの考え方。

  • 貧乏人はお金のために自分が働く。しかし金持ちは自分のためにお金を働かせる。
  • 金持ちは資産を買う。しかし貧乏人は資産だと思って負債を買う。

当時21才でなんでも吸収できるスポンジのような私でしたから、この考え方には本当に衝撃を受けました。自分の身の回りをみてみると、私も含め皆がお金のために働き、資産だと思って買っているものが全て負債。もれなくお金に困っていたのです。でも私にはそれが当たり前だと思っていましたから、21才という若さで金持ち父さんの考え方を知れたということは私の人生にとって非常に大きな出来事だったと思います。

起業とか関係なく読んでおいて損はない!『金持ち父さん 貧乏父さん』は人生を豊かにするために必要な考え方が学べる本

お金の使い方に関しては「金持ち父さん 貧乏父さん」が私のメンター的な存在なのかもしれません。この本に私は人生を助けられたとさえ思っています。この本に出会っていなかったら、もしかすると今でも貧乏父さんと同じように考え、お金のために働き得たお金で負債を買い続けていたかしれないからです。考えただけでゾッとします。

しかしこの本は読む人によっては腹が立つ内容になっていると思います。当時私は何も知らない21才でしたから、ただただ首を縦に振るだけでした。しかし例えば35才でマイホームを購入したばかりの2児のパパがこの本を読んだとしたら、もの凄く腹を立てるかもしれません。これまでの努力を全否定されているように感じると思うからです。「苦労してようやく建てた夢のマイホームが負債だと!?」そう言いたくなる気持ちはわからなくないです。金持ち父さん 貧乏父さんを読むタイミングによっては、「今さら金持ち父さんの考え方を知っても・・もう遅いよ。家のローンもあるし、仕事も辞めれない」という後悔の念に襲われる人もいるでしょう。その後の人生に絶望を感じてしまう人もいるかもしれません。しかしそのように考え方もあるということを知っているかいないかではかなり違うと思います。そういった意味では21歳という早い時期にこの本に出合えてラッキーだったと思います。

お金に対する考え方として「金持ち父さん 貧乏父さん」が私にとってのメンター的な存在で、起業するからとかではなく、お金に困りたくない人なら読んでおいて損はないかと。

関連記事