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2015-08-27

するな!お断り!だらけのお店で気分を害した話

 

先日訪れた広島県のとある銭湯で感じた違和感をシェアしたいと思います。その銭湯は少し変わったシステムを採用していて、お風呂のある敷地が大きく2つに分かれており、一方にはシャワーで体を洗う場所と大浴場。もう一方には様々な種類のお風呂が設置されていました。来店した客は以下の2つのコースから好きなほうを選びます。

  • ゆっくりコース(全ての風呂に入ることが出来るコースで、青い鍵を身に付ける)
  • お急ぎコース(シャワーと大浴場のみ使うことができるコース赤い鍵を身に付ける)

私はただ汗を流してさっぱりしたいだけでしたのでお急ぎコースを選択し、赤い鍵を持って入浴しました。体を洗って汗を流し、大浴場につかって「ふぅ~」と一息つこうと思ったその時、私の目にたくさんの張り紙が飛び込んできたのです。張り紙には以下のような注意書きがありました。

  • 暴力団関係者の方の入浴や、タトゥー・刺青のある方の入浴は固くお断りしております。
  • お子様を遊ばせないで下さい。お風呂の中で泳がないで下さい。
  • ここからは赤色の鍵の方は入場できません。巡回しているスタッフにより不正が発覚した場合、ただちに退場いただき今後一切のご利用をお断り致します。

確かに分からなくはありません。このような注意書きをしなければ店側に不都合になることがあるのでしょう。しかしほとんどのお客さんはルールを守って気持ちよく利用しています。そんな人たちに対してちょっと乱暴すぎるのではないでしょうか。現に私は非常に不快な気持ちになりました。

本当のお客様の気分を害していませんか?

この銭湯と同じようなことをしているホームページをたまに見ることがあります。ホームページのお問い合わせページの中で、「お気軽にお問い合わせください」と言っているすぐそばにこんな注意書きをしているのです。※業者・営業電話は固くお断りしています

ホームページは一体何のためにあるのでしょうか。集客するためです。集客すべき本当のお客様のことを一切無視し、営業電話がかかってきてほしくないという自分のわがままをアピールしてもしかたがありません。これから本当にお問い合わせしようとしている人が気分を害してやめてしまう可能性が大いにあります。「俺は営業じゃねーよ!」って。こんなところで新たな見込み客をとり逃してしまうのは非常に勿体無いですよね。

ホームページは集客するためにあり、そのためだけに作りこまなければならないということを忘れないようにしましょう。

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