画像のaltタグ(alt属性)と検索結果の関連性
前回は自作ホームページをかっこよくするために画像化された文字を多用した結果、人間の見た目にはインパクトのあるホームページになったとしても検索エンジンに全く読まれない(評価されない)ホームページになってしまいますよ、というお話でしたよね。まだの方はまずこちらをご覧下さい。
こんなご質問をいただきました。
画像だけで記事を完成させる事はSEO的に劣勢だと思いますが、検索結果の上位に画像が表示されるのは、(alt)オルトを設定しているからだと思います。今回、触れられなかったオルトの説明があればさらに記事が強化されると思いました。
ということで今日は画像に設定するalt属性が検索結果の順位付けにどのような影響を与えるのか、alt属性とSEOの関係性について私なりに感じることをお話させていただきます。
※動画ではオルトタグ、オルトタグと連呼していますが実際には「オルト属性」というのが正しいです。私は昔からaltのことを「タグ」と言ってしまう癖があり・・・。 集客においてはタグと言おうが属性と言おうが全く関係ありませんので、 まぁ覚えやすいほうで覚えればいっか。という感じで今まで来ましたので、これから覚える方は正しくalt属性で覚えてくださいね^^;
altタグ(alt属性)だけで上位表示されることは無い
altタグには画像に写っているモノとは全く関係の無いキーワードを設定することもできてしまいます。例えばリンゴの写真のaltに「岐阜 リフォーム」と設定することもできますよね。検索エンジンの順位付けを行なうロボットは人間のように目で見て画像を判断することはできません。リンゴの写真を見て「あ、リンゴだ。赤いな。おいしそうだな。」とは思えないんです。それでもGoogleの画像検索で「リンゴ」と検索するとちゃんとリンゴの画像が表示されるのはなぜか。
それは単純に画像のaltタグとして「リンゴ」というキーワードが設定されているからではなく、その画像の前後に使用されているテキスト(文章)やhタグとの関連性を見ているんだと思います。リンゴについて書かれているページの中にタイミングよく画像が設置されているからこそ、この画像はリンゴの画像である可能性が高いと判断する。
つまり文字まで全て画像化され画像のみで構成されたようなWEBサイトは、Googleの評価の判断材料として最も重要なテキストが一切ないため、そもそも評価の対象外。altタグだけで上位表示されることは絶対に無いということです。
小さな会社のホームページこそテキスト構成で
私たちのような小さな会社や個人事業主が集客を目的として運営するホームページは、それほどコンテンツ量がありません。ページ数で言えば多くても10ページ程度で十分です。そのため特定のキーワードで上位表示させたいと思っても、もっともっとコンテンツのボリュームが多い大手サイトやアフィリエイトサイトにはなかなか勝てないのですが、だからと言って上位表示を諦めないでください。検索結果に表示されなければホームページを持っていてもアクセスが集まらず、意味が無いのです。(PPC広告等でお金をかけてホームページへ集客するなどしていれば別ですが)
そしてすでにお分かりかとは思いますが、上位表示されるホームページは”十分なテキスト”で構成されている必要があります。画像のaltタグにキーワードを入力してもSEOの効果はほぼ無いと考えたほうがいいでしょう。記事になにかしらの関連性があるキーワードを設定すればもしかしたら多少の高評価材料になるのかもしれませんが、そんなことよりもホームページ内の文章自体を充実させることに注力してください。
個人的にaltタグは、それ単体がSEOに与える影響はほぼ無いと思って間違いないと思っています。